子どもの頃、親から何百回「勉強しろ」と言われたか、わからない子でした。
しかし、浪人中は「勉強しすぎなんじゃないの?」と言われました。
なんて勝手なんだ!と、当時は憤っていましたが、親はそういうものなんですよね。子どもが心配なんです。

ちなみに、「勉強しろ」と言われても勉強はしないので、他の言葉を考えるのが得策です。

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最適な勉強時間とは

これも一概に、1時間などとは言えないでしょう。年齢によっても違うでしょうし、同じ年齢でも集中できる時間は、人によって違います。

「効果が出る」勉強時間というアプローチではなく、勉強の習慣が長続きする勉強時間という点で考えると、興味深い研究があります。


ピークエンドの法則

ある医学的な苦痛をともなう治療を、患者AさんとBさんに施します。Aさんの治療は、時間は短いけれど、痛みがピークのまま治療が終了します。
一方Bさんの治療は、痛みのピークはAさんと同様の地点まで上がりますが、徐々に痛みが和らぎ、治療が終了します。
時間はBさんの方が、Aさんより長い間、治療を受けています。

ピークエンドの法則
普通に考えると、Bさんの方が、苦痛の総量は多く、この治療に対するネガティブな気持ちも強いように見えます。しかし、実はそれが逆で、Aさんの方が、この治療を今後受けたくないという気持ちは強いようです。

なぜそのような結果が出るかというと、人の記憶に残るのは、痛みのピークと終了時点の痛みの平均値だそうです。ピークが同じ値なら、終了間際の痛みが少ないほど、平均値が下がります。だから、Aさんの方が痛みが強いという記憶が残るのです。

これは別の実験もあり、「氷を入れた冷水に手を1分間入れる」というもの。
Aさんは、冷水に手を入れ1分経つと、すぐに冷水から手を抜く。
Bさんは、冷水に手を入れ1分経つと、少しずつお湯をいれていき、開始から1分30秒後に手を抜く。
同じく1分間は冷水に手を入れているにもかかわらず、Bさんの方が、実験に対する不快感は少ないのです。


学習への応用

これを学習に応用すると、絶対にやってはいけないのは、勉強が嫌で嫌でしょうがない状態まで追い込み、泣きながら終了するというもの。これをすると、勉強がマックス嫌な記憶として残ってしまうので、継続性がなくなります。

そうではなく、学習の過程で、どんなに戦い、涙したとしても、最後は「あれ、なだかんだあったけど、できるようになったかもしれない」と笑顔で終わらせることが重要です。

嫌だった記憶をかき消すくらい、できる快感を味わわせてあげると、平均値がプラスになって、勉強や宿題に前向きに取り組めるかもしれませんね。