前にも買いたけど、こちらの本と併せて読むと、とてもいいかも。

基本的な考え方は同じだと思います。

齋藤孝さんだから、さすがのわかりやすさ。
これまでの学力を「伝統的な学力」、これからつけようとしている学力を「新しい学力」として定義しています。

「伝統的な学力」とは、知識やスキルを獲得すること。
「新しい学力」とは、それを利用すること。

「新しい学力」を身につけるための一手法が、アクティブラーニングです。

猫も杓子もアクティブラーニングと言ってますけど、基本的には知識やスキルがないと、意味ないよ、ってことがわかります。

利用するための「それ」がない状況で、インタラクティブな授業がなされても、教師も生徒も辛いでしょうからね。

また、「新しい学力」をつけるには、一方向の授業よりはるかに高度なスキルが指導者側に必要だということ。

最も重要なスキルを、
子どもの学習状況を把握するには、教師の「センス」としかいいようのないものが必要なのである
としています。

センス・・・
うーん、授業だとそうかも。

一人一人の解法のプロセスをみると、論理で子供の学習状況は把握できるのですが。
こちらの方が、センスを身につけるより、難易度は低い。
とはいえ、これすらも習得するのは容易ではありませんが。

また、「新しい学力」には耳当たりのいい言葉が羅列されています。
そこを、冷静に戒めてくれている。
創造力や直観力や主体性といった言葉を一人歩きさせるのは危険である。知識を詰め込まなければ斬新な発想が生まれやすいというのは、いかに単純で現実に即していない無責任な考えだ。理論と実践を常に統合しようとする意思が不可欠である。知識と経験は補い合い、新たな発想を生むのである。
ほんと、おっしゃる通りです。

たまに中卒や高卒で起業して成功している人が取り上げられたりするけれど、中卒高卒の創業社長は全体の0.9%らしいです。

一方、最高レベルの私立中高一貫校を卒業した人の、平均収入は1,500万円だそうです。

学歴が全てなんていうつもりはさらさらないけど、適当なメディアを信じて、勘違いしないようにしたほうがいいとは思います。